バラマン爺(じい)

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バラマン爺(じい)

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前回、前々回と、話を進めてきましたが、今回が最終回です。

前々回 - 餌と針について

前回 - リギングとタックルセッティングについて


今回は、カジキのバイトから、ファイティングチェアーに座ってのファイトまでの手順です。


●ファイトの直前

カジキが餌にバイトする場合、深みから一気に水面まで加速して、その巨体を空中に躍らせて餌にバイトする場合もあれば、興味を示した餌を観察するように、しばらく餌にフォローして付いて泳ぐ場合もあります。

餌に付いてフォローし始めたマーリンは、肉眼でもはっきりと確認できます。ボート上では、上部デッキに上がれば、大きな魚体が餌の周りを泳ぎながらフォローする様子が手に取るように見えるはずです。

餌に興味を示したカジキが確認できれば、アングラーは、その餌のついているロッドへ、クルー、あるいは同乗者は、別のロッドへついて、マーリンがバイトするのを待ちます。


バイトの瞬間の時の対応は、「違和感なくマーリンに餌を呑み込ませる」ことです。


●バイトの瞬間と、その直後

マーリンが餌にバイトしてラインが引き出せれ始めたら、アングラーは、リールをフリースプールの状態にして、マーリンが違和感なく餌を呑み込ませやすくしてやります。このとき、ラインが、かなりのスピードでリールから引き出されますから、バックラッシュしないよう、アングラーは特に気を付けておいてください。

他のロッドのそばで待機するクルー、あるいは乗船者は、アングラーが、マーリンが針掛りしたのを確認するまでは、その場で待機しておきます。

このとき、ボートは、ニュートラルか微速前進の状態になっています。マーリンが咥えた餌を口から引き出さないためと、これから続くマーリンとのファイトに備え、マーリンとの距離を、なるべく詰めておくためです。

アングラーは、マーリンが餌を呑み込むのに十分な時間を与えた後、フリースプールの状態から、ストライクポジション(ドラグ値約17キロ)まで、一気にドラグを締め、それと同時に、素早くリールを巻いて、緩んだラインにテンションを掛けます。カジキ用のリールのドラグは、レバードラグですから、簡単にドラグ調整が可能ですし、どのメーカーのドラグでも、ストライクポジションのレバーの位置は、リールに明記されています。

緩んだラインを回収して、ラインにテンションが掛り、魚の重さがライン上で確認できれば、マーリンは餌を完全に飲み込んでいるはずです。

ボートキャプテンはフライングブリッジからこの時の様子を終始確認しています。アングラーは、マーリンが餌を完全に飲み込んでいるのが確認出来たら、その旨、キャプテンに知らせます。

キャプテンは、アングラーの合図に合わせ、ボートを走らせ始めます。

アングラーがラインを回収し始めた時点で、既にフッキングしている場合もありますし、キャプテンがボートを走らせ始めた時点で、初めてフッキングするかもしれませんが、完全にマーリンが針掛りするのは、この時です。

ボートが走り始め、ラインに完全にテンションが掛ったら、マーリンも、ラインテンションとは逆方向に泳ぎ始めます。このとき、ストライクポジションにセットしてドラグ負荷を掛けた状態でも、かなりのスピードでラインが引き出されますし、通常、この直後、針掛したマーリンが最初のジャンプをします。

マーリンが針掛りしたのを確認出来たら、他のロッドのそばで待機していたクルー、あるいは同乗者は、他のロッドの餌を回収します。

針掛を確認したアングラーは、ロッドをファイティングチェアーに移動して、ファイトを始めることになります。ロッドホルダーからファイティングチェアーにロッドを移動させる場合、ドラグテンションが強すぎて、重いロッドを手持ちで移動できないような場合は、この時だけドラグ値を下げて、ロッドの移動に負荷がかなりすぎないようにしても大丈夫です。

その様子は、以下の動画で確認できます。





ロッドをファイティングチェアーにチェアーに移動し、セットすれば、いよいよファイト開始です。


ケアンズ、釣り、マーリン_100118


マーリンのトローリングの場合、IGFAルールに則って釣りを行う場合、フッキングからランディングまで、アングラー以外はロッド、その他のタックルに手を触れることはルール上、禁止されています。ルール通りに釣りを行う場合、以上の手順になります。

但し、ご存知の通り、釣りって、筋書通りには、なかなか進みませんからねェ。

2つの餌に同時にバイトしてしまうアグレッシブなマーリンもいれば、ミスバイトして、それでも別の餌に付いてくるマーリンもいますし、こちらから誘ってやらなければバイトしてこない、餌にあまり興味のないマーリンもいます。

どういうアクションを取ればいいか、その都度、状況が変わってきますから、やはり、他の釣りと同様、経験を積むことで的確な判断ができるようになります。

失敗も経験の内です。

自分で下した判断であれば、次に繋ぐことができますが、ただ、言われたままに釣りをしていると、その失敗を次に繋ぐことができません。

トローリングって、それなりに費用のかさむ釣りですから、海に出る前から、十分な準備をしておきたいものです。

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